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2012年10月23日 火曜日

交感神経を刺激するマッサージ①

前回ブログの中で「交感神経を刺激するマッサージ」というのを取り上げました。
この件に関して、いくつかのご質問を頂きましたので答えさせて頂きます。

「スポーツマッサージ」サルキゾフ・セラジーニ著 という書籍に数年前出会いました。
ソビエトのスポーツマッサージの原典と呼ばれ1980年に発刊されました。(業界でも超マイナーな本です・・・。)

当時のソビエトはアメリカとの冷戦中にあり、軍備拡張、宇宙開発と並んで国威発揚としてスポーツの分野にも力を入れていました。
当時最新の運動科学やトレーニング理論、栄養学、スポーツ心理学を駆使してオリンピックなどでスポーツ大国としての
地位を東欧諸国とともに築き上げていました。(ドーピングなどの薬物はかなり問題となりましたが。)
そんな中、選手の肉体に施すマッサージをパフォーマンス向上のために応用させるべく国家をあげて研究に取り組みました。

極限まで鍛え上げた肉体と精神を本番の試合で最大限発揮させるためには、試合直前に肉体を急遽戦闘モードに切り替えなければなりません。
運動するための準備態勢に入るということです。
その戦闘モードに切り替えるスイッチの役割を担うのが自律神経になります。

自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があります。
我々がリラックスしている時や食事をしている時は副交感神経が優位に働いて休息モードとなります。腸管の動きが良くなり、心臓の拍動が遅くなります。
逆に活動している時や緊張している時には交感神経が優位になります。まわりの状況に応じて素早く反応して行動できるモードです。心臓の拍動が速くなる、瞳孔が大きなる、気管が拡がり呼吸運動が促進される。ここで言う戦闘モードにあたります。

運動の直前に行うスポーツマッサージは「軽く、速く、短時間」に行なうことにより交感神経を刺激します。
また筋肉を「揉む、押す」のではなく、「さする、軽く叩く、振るわせる」といった手技が中心になります。

マッサージというと筋肉をほぐしたり、神経や気持ちをリラックスさせるものという認識が一般的だと思います。
しかしこの書籍は、マッサージには筋肉を緊張させ、神経や感情を高ぶらせる側面もあることを私に教えてくれました。

日常生活の中で活動量が少なくなりがちな高齢者に対して、適度に交感神経を刺激するマッサージはとても有効ではないかと考えています。



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